Oracle認定JavaプログラマSE11 とは?
Javaって用語は聞いたことあるけど、そもそもどんな資格なんだろう。。
プログラミングに触れてこなかった人でも何となく耳にしたことがある気がする代表的なプログラミング言語がJava(ジャバ)です。
私もプログラミングの経験は一切ありませんでしたが、この言葉だけは何となく聞いたことがありました。
今回の記事で取り上げる「Oracle認定JavaプログラマSE11」とは、
アプリケーション開発のメジャー言語であるJavaの開発知識についてを出題する、Oracle社主催の資格試験のことです。
認定団体であるOracle社の公式HPでは次のように説明されています。
「Java SE 11」は、2017年9月に発表された新しいリリース・モデルへの移行後初の LTS リリースであり、企業システムやクラウド・サービス、スマート・デバイスなどで活用されるアプリケーション開発の生産性向上に重点をおいています。この資格を取得することで、業界標準に準拠した高度なスキルを証明します。
https://www.oracle.com/jp/education/certification/jse11-5570635-ja.html#1
試験概要
「Oracle認定JavaプログラマSE11」はレベル別で3つに分かれています。
- Gold 【中上級者】
- Silver 【初心者】
- Bronze 【入門者】
プログラミングを未経験の方は、まず上記の中のBronzeとSilverの取得を目標にするのが良いと思います。
理由としましては、
Goldに関しては、その問題難易度が高レベルであることもそうですが、そもそもSilverを取得していないと資格を取得することができないためです。
試験名称 | 認定資格 | 試験番号 | 試験時間 | 出題形式 | 受験料金 |
Java SE Bronze 試験 | Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定資格 | 1Z0-818-JPN | 65分 | CBT(選択問題) | 32,340 円(税込み) |
Java SE 11 Programmer I 試験 | Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格 | 1Z0-815-JPN | 180分 | CBT(選択問題) | 16,500 円(税込) |
おすすめの学習方法
学習スタイル
実際に学習を始めるなら、どんな方法で学習するのがいいんだろう。
とにかく資格取得を目指すなら書籍による学習法
私の考えでは、プログラミングの自己学習方法は大きく分けて2つの形式があります。
①参考書などの書籍を使用して机上で学習する。
②有料もしくは無料のWebサイトやe-ラーニングを活用して学習する。
の2種類です。
もちろん、上記2つを組み合わせて学習することが最も効果的ではあるかと思いますが、金銭的に厳しい方もいらっしゃるかと思いますので、皆さんのお財布事情に合わせて学習プランを考えるのがいいかと思います。
今回はよりお金をかけないために、どちらか1つを選ぶとします。
その場合、私のお勧めは「書籍」による学習法です。
メリットとしては下記が挙げられます。
- Webの学習サイトと比べ、月額ではないため、一度の書籍の購入費のみで済むので安価になりやすい。
- 売ったり無くしたりしない限り、いつでも見返すことができる。
- 資格認定団体が出している参考書などの場合、資格試験に必要な範囲の情報のみ注力して学習できる。
- 持ち運びがPCより楽なため、外出の隙間時間でも学習しやすい。
- 必要なくなったらフリマサイトなどで販売できる。(結果的に安価で学習できる)
ただ、Webの学習サイトなどは書籍と違い、自分の手を動かして学習できるため、技術が身につくという意味ではWebサイトを使用した方が良い可能性もあります。
プログラミングで大切なことはとにかく自分で何か作成してみることですからね!!
今回は資格の早期取得を目標としておりますので、そういった面ではあくまで個人的にはですが、
書籍の方が必要最低限の情報を短い期間でインプットすることができると考えております。
1つ上のレベルの教材で学習する!
購入する参考書ですが、
Java Bronzeの参考書ではなく、Java Silverの参考書を使用することをお勧めします。
理由としては、Java Silverの参考書の内容が、
Java Bronzeの内容+αであるからです。
Java Silverの参考書はJavaの基礎的な内容を知っている前提で応用的な内容が記載されていると思われる方がいらっしゃるかと思いますが、実際は、
基礎的な内容+それらのより詳細な知識+追加の応用的な知識
で構成されていることが多いと思われます。
具体的には、Java BronzeがJavaの基本的な構文を出題範囲の一つとしているのに対して、
Java SilverはJavaのオブジェクト指向の理解や例外処理について、インターフェースなどの知識も追加で求められます。
Java Bronzeの出題範囲であるJavaの基礎的な内容とそれらの詳細な情報を得られるため、Java Bronzeの参考書を購入するより深い知識をつけて試験に臨むことができます。
さらには、Java Bronzeの試験受験時点でJava Silverの出題範囲を学習できていることになるため、
BronzeからSilver取得までのインターバルが短くなりやすいというメリットも個人的に感じました。
ただ、注意しなくてはいけない点としては、Java SilverはよりJavaプログラマーとして実践的な知識レベルを求められるため、書籍の学習に追加で、自分でコードを作成してみたり、問題演習の量を増やす必要があると私は感じました。
(現に私は、初めのころJava Silverの練習問題の正答率がなかなか上がりませんでした。。)
より高いレベルの資格を取得するためにはやはりコードを記述して自分のやりたいことを実現できる能力が求められるというわけです。
参考書は一度に理解するのではなく、3周で理解する
参考書は1度に全てを理解するためにじっくり時間をかけて学習するのではなく3周以上して理解するように努めましょう。
特に文系出身の未経験の方はITに関連する知識やプログラミング言語に関する知識が全くないかと思われますので、初めて目にしたり聞いたりする専門用語に対しての理解に時間がかかってしまうと思われます。
そのため、一度で理解するようにするのではなく、複数回の周回を通して理解するようにしましょう。
【1週目】3日間で参考書を1周する。
まずは3日間かけて参考書に目を通していきましょう。
この際に重要なこととしては、どんなによく理解できなくても読み返すことはせずに、
- Javaとはどのような体系を有している言語なのか。
- どのようなことを実現できるプログラミング言語なのか。
を把握することだけで留めましょう。
まずは、概念の理解までということです!!
【2週目】1週間で各セクションの内容を確認する。
2周目です。
2周目は1週間かけることを目標としましょう。
ここでの重要な点は、
- 1周目では理解できなかった各セクションの詳細な内容を確認する。
- 読み込みと練習問題を繰り返して、理解を深める。
の2点です。
おそらく1周目ではほぼほぼ理解ができていない状態になるかと思われますので、2周目で各セクションの内容を確認するように心がけましょう。
インプットの質を高めるために、個人的には、
他人に説明できる状態になるように意識して読むようにしています。
【3周目】1週間で苦手分野に注力して確認する
最後に
今回、ご紹介した私の学習法はおそらくすでに実践されていらっしゃる方が多いと思われる「効果的な」学習法であると私は個人的に考えています。
ただ、最短で資格を取得できたからといって、実際に現場で使用できる能力が保証されるわけではありません。
実際にコーディングを行ってみると全然想定していた動きと違うことがあったりして、エラーなどが発生して悩みに悩むことが多くあると思います。
そのため、重要なことは、
基礎的な知識や応用的な知識は書籍で必要な量だけ学習して最短で取得して、その後コーディングを自ら行っていき、プログラミングスキルを高めていくことであると考えています。
今回はそんな、最短で資格を取得するということをより多くの方に達成していただけばと考え、ご説明いたしました。
あくまで、個人的な考えなので、間違っている点や異論はあるかと思いますが、
ご共感いただいた方は是非、学習の糧にしていただければと思います!!
私もまだまだ駆け出しのエンジニアなので、一人でも多くの方と一緒に切磋琢磨できたら嬉しいです。
共に頑張りましょう!!
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